なぜ犬は舌を出してハアハアするの?
まず、答え
犬は人のように汗で体を冷やせないので、口を開けて舌から水分を蒸発させ、体温を下げているからです。
どうして?
暑いとき、人は全身の皮ふから汗を出し、その汗が蒸発するときに体を冷やします。でも犬は、体じゅうに汗をかけません。そこで、口を開けて速く息をし、舌やのどのぬれた表面から水分を蒸発させます。蒸発するときに熱をうばうので、体温が下がります。ハアハアは、犬にとってのクーラーなのです。
もう一歩
水が蒸発するときに熱をうばう気化熱を使って体温を保つのは、人の汗も、犬のハアハアも同じ原理です。犬は肉球にだけ汗をかくところがあります。暑い日に激しくハアハアするのは、体を冷やそうとがんばっているサイン。だから真夏の車の中など、逃げ場のない暑さは、犬にとってとても危険です。
へぇ、となる話
ゾウは、大きな耳をパタパタさせて、耳を流れる血を冷やし、体温を下げます。生きものによって、暑さのしのぎ方はいろいろなのです。
身のまわりの同じしくみ
人の汗、打ち水、うちわ。どれも、蒸発や風で熱をにがして涼しくするなかまです。
こんなことにも
この考え方は、こんな「なぜ?」にもつながります。まだ記事がないものは、気になったら下の「もっと知りたい」から送ってね。