なぜお湯はわくとボコボコ音がするの?
まず、答え
お湯がわくときの音は、水の中にできた小さな「あわ」が、つぶれたりはじけたりする音です。おもしろいことに、いちばん音が大きいのは、じつはグラグラわく少し前です。
どうして?
なべを火にかけると、まず底のほうが先に熱くなります。底の水は熱をもらって、水蒸気という目に見えない気体に変わり、小さなあわになります。あわは軽いので、上へのぼっていきます。
ところが、上のほうの水はまだ冷たいままです。のぼってきたあわは、冷たい水に急に冷やされて、水にもどってしまいます。このとき、あわがパチンとつぶれます。その小さな音がたくさん集まって、あの「ゴー」という音になります。
やがて水ぜんたいが熱くなると、あわはつぶれずに水面まで届くようになります。水面で静かにはじけるだけなので、音は小さく、低くなります。
もう一歩
水がわくことを「沸騰」といいます。液体の水が、気体である水蒸気に変わることです。ふつうの場所(1気圧)では、水はおよそ100度で沸騰します。
わく前に音が大きいのは、底でできた蒸気のあわが、まだ冷たい上の水にふれて一気にしぼむからです。急にしぼむときの衝撃が音になります。全体が100度に近づくと、あわがしぼまずに残るので、音は静かになります。むかし学校で習った「状態変化」が、台所のなべの中で起きているわけです。
へぇ、となる話
やかんやなべの音が急に静かになったら、それは「もうすぐわくよ」ではなく「わいたよ」の合図です。うるさいのはわく直前、静かになったら沸騰したあと。音で見分けられます。
身のまわりの同じしくみ
おふろをわかすとき、パスタをゆでるとき、電気ケトルでお湯をわかすとき。どれも同じで、静かになったら沸いた合図です。
こんなことにも
この考え方は、こんな「なぜ?」にもつながります。まだ記事がないものは、気になったら下の「もっと知りたい」から送ってね。